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新幹線で日本縦断!

※これはツアー旅行の募集広告ではありません.

鉄道ファンなら一度はやってみたい?!鹿児島から青森まで日本列島を新幹線で縦断! レポートはこちら!

旅程 1日目

大阪・梅田三番街 −夜行バス「さつま号」− (車中泊)

2日目

−夜行バス「さつま号」− 鹿児島中央 − 九州新幹線「さくら」− 新大阪 − 東海道新幹線「のぞみ」− 東京 − 東北新幹線「はやて」− 新青森 − 在来線 − 青森 − 高速バス「津軽号」 − (車中泊)

3日目

−夜行バス「津軽号」− 東京駅 − 高速バス「昼特急」− 大阪駅 

旅行代金 68000円

内訳:さつま号運賃(12000円),乗車券・鹿児島中央→青森(21320円),「さくら」「のぞみ」特急料金(計13690円),「はやて」特急料金(6500円),「津軽号」運賃(7500円〜),「昼特急」運賃(6000円),予備費(990円)

旅行代金に含まれるもの ・旅程上の交通費
※この旅行プランは列車やバスの乗車そのものを楽しむプランとなります.
ご案内とご注意 ・本旅行プランにはお食事は含まれておりません
・「お客様ご負担」とある区間につきましては,自由に観光・買物などをしていただけますが,この区間についての交通費・食事代などは旅行代金に含まれておりませんのでご注意ください.
出発地は大阪梅田・阪急三番街バスターミナルとなります.大阪駅高速バスターミナルなどとお間違えのないようご注意ください.
・これはツアー旅行の募集広告ではありません.お申し込みのメールをいただいても対応いたしかねます.
オプションがございます.

    1. 新幹線グレードアップ プラン(+15000円):新幹線を普通車からグリーン車にグレードアップ.長時間でも快適な旅を!
    2. 「はやて号」グランクラス プラン(+20000円):上記グレードアッププランに加え,「はやて」ではグランクラスに乗車するゴージャスなプランです.
    3. 津軽号「あずましーと」 プラン(+1000円):広々快適な「あずましーと」利用プラン.長身の方にお勧めです.
    4. 「プレミアム昼特急」 プラン(+200円):横幅広めでコンセントも装備した「スーパーシート」で快適な旅を.大阪到着が少し遅くなります.

鹿児島中央→新青森 グリーン車で乗りとおしてみた!

Report by Kenshin Umenotsuji

旅行目的に貯めていた貯金が予定枠いっぱいになった.それならいっそ「鹿児島中央から新青森まで新幹線を乗りとおしてみよう」と思いたったのが今回の旅行である.ちょうどタイミングよくEX予約のグリーンプログラムのポイントが1000ポイントに到達したことから,グリーン車での旅行となった次第である.

夜行バスで鹿児島へ

まずは,スタート地点である鹿児島中央駅へ阪急高速バス「さつま」号で向かう.大阪から鹿児島中央へは近鉄バスも「トロピカル」号を運行しているが,こちらを利用する旅程だと,残念ながら日が沈むまでには青森に到着できない.通常12000円の大阪梅田・鹿児島中央駅間だが,キャンペーン特価で9200円という破格値であった.あの危なげなピンクのバスも真っ青だろうが,はたして安全性はいかがなものか気になるところだ.

今回やってきたのは阪急バスの新型車で,公式サイト上には表記のないモバイルコンセント付きであった.それだけではない,お湯が出るサービスコーナーがいまだ用意されているのは驚きである.ちなみに,「トロピカル」号は出入り口後方のクーラーボックスに紙パック入りのお茶が人数分程度冷やしておかれているのみである.また,液晶モニター(ワイド型)まで備えていたが,映画の上映まではされなかった.近鉄バス「トロピカル」号には液晶モニターや自動放送の装備はない.
バスは,竜野西SAで消灯前の休憩をしたのち,奥屋PA,吉志PA,北熊本SAと乗務員交代のため停車,明朝は溝辺PAで解放休憩を行う.溝辺PAにはトイレと自動販売機しかないため,鹿児島到着後にすぐ予定がある場合注意しなくてはならない.なお,近鉄バスの「トロピカル」号は遅延が少ない場合に限って,運転士の気まぐれでおこなっているようである.

阪急バス「さつま」号は鹿児島空港南で客を降ろし,薩摩吉田インターで高速道路を下り,狭くて走りにくそうな道をゆっくりと進んでいく.天文館でもまた客を降ろして,終点の鹿児島中央駅には7時10分ごろの到着であった.


いよいよグリーン車へ(鹿児島中央→博多)

鹿児島中央ではわずか1時間弱の間に,青森行きの乗車券(特急券をネット予約した関係上,ここで買わざるを得なかった)と駅弁を買い込む.

8時3分発の「さくら544号」は駅ホームに入線しているが,車内整備のためまだ乗車できない.ホームには待合室もなく,このような暑い日や寒い日は大変である.出発時刻の7,8分前にようやく扉が開き,グリーン車へと乗り込む.

山陽・九州新幹線直通用N700系のグリーン車には,フットレストとレグレストの両方が装備されている.近年では当然のような装備となった,モバイルコンセントもある.今回乗車した車両(高速バスを含む)の中では一番の豪華装備である.今回の旅程では乗車時間が2時間程度と短いのが残念ではある.

新八代を過ぎると,平野の中を走り展望が開ける.ただし,騒音の問題からか防音壁の高い区間がある.博多到着前には,他の新幹線では体感できないような急勾配がある,景色の移り変わりも激しい.博多総合車両所には500系W1編成と思しき車両の姿も見えた.


静かなだけでも価値がある東海道・山陽新幹線

博多駅でいったん下車し,今回の新幹線で最も乗車時間の長い「のぞみ24号」のグリーン券を受け取る.すぐ接続する「のぞみ22号」としなかった理由は「のぞみ22号」がJR西日本車両が入る列車であると情報を得ていたからである.指定した座席が「10号車7D」と聞けば何を狙ったかおわかりだろう.

東海道・山陽新幹線のグリーン車は座席とおしぼり以外にこれといって特別なサービスはない.そして九州新幹線・東北新幹線よりも料金設定が高めとなっている.「静かなだけ」でも価値があると認める人が少なくない証拠である.名古屋〜新横浜の走行中に普通車の様子を見に行ってみたが,B席以外が埋まってきている状況で車内は賑やかであった.一方のグリーン車は窓際が埋まるか埋まらないかという程度で,ゆったりとした空気が流れていた.グリーン車の床はじゅうたん敷きだからか,普通車よりもこころもち静かな感じがした.

山陽区間はトンネルが多いが,博多〜小倉,広島や岡山の近郊,姫路〜西明石などは,街中や平野の中を駆け抜けていく気持ちの良い区間だ.一方の東海道区間はトンネルが少なく,近江路の田園地帯,関ヶ原の山越え,名古屋の街,富士山など変化に富んだ景色を楽しめる.ただ,今日は残念なことに富士山は雲の中であった.

東海道・山陽新幹線向けN700系の座席にはフットレストが装備されているが,山陽・九州新幹線向けと異なりレグレストはない.もちろん,モバイル用コンセントも装備されている.博多駅では1時間という接続時間がありながら,諸事情で駅弁を購入できなかったため,車内で岡山の駅弁を購入した.


動画貼り付け

サービスは格上,東北新幹線

東京駅で20分ちょっとの待ち合わせで「はやて33号」へと乗り換える.こちらも入線していても乗車できず,暑い中ホームで待つ乗客への配慮がほしいところだ.普通車・グリーン車はともかく「グランクラス」専用の待合室なんかがあってもよさそうだと思う.

車両はE5系で,トイレ・洗面所はグランクラスとグリーン車で共用となっているようだ.大宮〜仙台でグリーン車アテンダントによるドリンクサービスが行われる.これは九州・山陽・東海道とグリーン車に乗ってきてなかったサービスなので評価したい.例えば,EX−ICを自動販売機にかざすと缶コーヒー1缶無料なんていうことは不可能ではないだろう.座席にはレグレストが装備されており,どういったわけかフットレストはない.もちろん,モバイル用コンセントも装備されている.

意外にもグリーン車はほぼ満席の状態であった.それでも普通車と比べて乗車人数が少なく,客層も異なるのか静かである.大宮を過ぎると仙台・盛岡と停車駅が少ないが,盛岡から先はほぼ各駅停車で東海道新幹線の「ひかり」のような位置づけになっているようだ.盛岡まではトンネルが少なく,大宮までは街中をゆったりとしたスピードで,大宮を過ぎると田園地帯を矢のように駆け抜けていく印象である.新青森に到着するころにはすっかり日が暮れていて,なんとか外の様子がうかがえる程度であった.

新青森〜青森は,特急「白鳥」の普通車自由席へと乗車する.ツアーバスの「シャトルバス」的なサービスだろうか,普通乗車券だけで普通車自由席に乗車可能だ.青森港では花火大会が開かれており,鹿児島からの私を出迎えてくれているようだった.鹿児島中央を出発して約12時間,乗車券の有効期限が12日もある区間を1日で移動したことになる.日本は狭くなったものだと感じた.


足元広々,「あずましーと」に乗る

青森到着後は,すぐその晩の夜行バスで東京へと向かう.今回グリーン車利用ということで,せっかくなのだしバスのほうも上級シートがあればそれを利用しようと考えていた.たまたまJR高速バス「ラ・フォーレ」号の通常運賃よりも,弘南バスの「津軽号」に設定されている「あずましーと」のほうが安い日であったこともあり,それに決定した.

「あずましーと」は,進行方向右側に1列で配置されている.インターネットサイトでは「3列シート」と記載されているため,車両の前方や後方に集中配置されているのではと思っていたので驚きである.シートピッチが広く,人によっては前の足置きに足が足りず,少々不満が出るのではないかと感じた.降車前に確認してみると,普通席にも電源コンセントの装備があり,シートピッチと横幅以外は「あずましーと」と同様のサービスのようである.

相変わらず運転手の交代ごとに目が覚めてしまい,あまり良くは眠れなかった.ただし,夢は見ていたので眠りは深かったのだろう.東京スカイツリーが見えたところ首都高速を降りて浅草などを通り抜け,東京駅には予定より早く到着し,時間を持て余してしまった.朝の東京の日本橋口はエアロキングばかりが目に付いた.

予定では,適当なネットカフェでシャワーを浴びるつもりでいたが,諸事情で地下街などをぐるぐる回って時間を潰す.スカイツリーまでバスで往復することもできたが,万が一何かあって戻れなくなるといやなのでこちらも次回都内に遊びに来たときにしよう.土曜休日の朝早い東京駅周辺はあまり店が開いていないのが残念である.同様に土曜休日の夜10時以降も閉店している店が多く,夜行バスまでの時間待ちに困ってしまう.


旅の締めくくりは「プレミアム昼特急」

せっかくのグリーン車の旅なので,最後は「プレミアム昼特急」のスーパーシートで締めることにする.残念ながらプレミアムシートは売り切れ状態であった.それだけ人気が高いようである.2階からの眺めは良く,新幹線と比較すれば3分の1くらいのスピードである.先日の新幹線と比較すれば非常にのんびりとした印象を受ける.

この「プレミアム昼特急」ちょっとしたハプニングがあった.三ケ日出発後電源コンセントが使用不能になってしまったのである.甲南PA出発前に,コンセントを使っている機器を抜いたところ復旧したので,ACアダプタ過渡応答(電源投入直後に通常より大きな電流が流れる現象)が原因になった可能性がありそうだ.

バスは京都東インターを降り,国道1号線を走って京都駅へと向かう.五条橋を渡る所なんかは絵になるだろうが,長距離を走る故時間通り来るかどうかわからないのが写真家泣かせになりそうである.狙うなら東京行きであろうか.

豊橋付近で渋滞があったため,大阪駅には1時間程度遅れて19時ごろの到着であった.ここから三番街のバスターミナルまで歩けば「さつま」号への乗り換えが可能であり,周回コースが成立している.
気がつけば,青森を出発してからなんと20時間以上が経過しており,新幹線の速さが実感できる.聞けば,ディズニーランドの新アトラクションが500分待ちを記録したとのことで,新幹線ならば博多から盛岡まで行ってしまう.